『ベイビー・ドライバー』("Baby Driver")

お久しぶりです。そぜです。最近はレポートより映画日記より、インターンのESを書いてます。
もう、「最近観たけどブログに書いてない映画」が10本超えちゃったよ。いつになるかわからんけど、気が向いたら書いていきます。

今回は『ベイビー・ドライバー』というちょっとマイナーな作品。
なんかあんまり話題になってないけどめちゃめちゃ面白いらしい、ということで。友達カップルにもオススメしたよ。
オープニングのカーチェイスは引き込まれたね。「つかみ」としては完璧。カーチェイスとしてのレベルもみせ方も素晴らしい上に、軽快な音楽にいちいち映像をあてはめてくるのね。これがもう気持ちよくて。当然マニュアル車なわけで、シフトレバーをカチッと動かす音とか、クラッチを踏む音とかもリズミカル。しまいには銃声まで音楽にあててきます。
オープニングクレジットにchoreographer(振付け師)が出てきた時は、ダンスのシーンでもあるのかと思ったけど、こういうことだったのかな。あれ、ダンスのシーンあったっけ。忘れちゃった。

主人公はベイビーっていう名前の天才ドライバー。まぁこの子がクセモノで。無口で感情をあまり表現しないような。身長高いしイケメンだからそれもカッコイイんだけど、冷静に考えて社会には適合できなさそうだよね。
一方でベイビーとくっつくことになるデボラは明るい女の子。びっくりしたのが、映画の性質上ベイビーと一緒に行動すると銃撃戦に巻き込まれたり死にかけたりするんだけど、足手まといにならずにちゃんと立ち向かうのね。偶然街中であった女の子にしては芯が強すぎません!?つって。ベイビーと合わせたらなんかボニー&クライドみたいになってた。
デボラを演じていたのはリリー・ジェームズという、最近ハリウッドでキテる女優さんで、これがまた可愛いんだ。実写版のシンデレラを演じていた人です。

f:id:oops_phew:20171026221827p:image(↑このシーン、Diorの広告のナタリー・ポートマンに似てると思ったらナタリーは車じゃなくてヘリだった…)f:id:oops_phew:20171026221927j:image

そんなベイビーとデボラ、幼少期にそれぞれの性格を決定づける大きな出来事がありそうな感じだったのに詳しい描写がなかったから、生い立ちとかみてみたくなった。

書くのが遅くなったけど、この映画の一番の特徴は、音楽。ベイビーが毎日ずーーーっとイヤホンで音楽を聴いていて、その音楽がそのまま映画のサウンドトラックになっています。僕のお気に入りは”Easy”。確かライオネル・リッチー(コモドアーズ)の曲。とても感傷的な場面で流れて、イントロだけで泣きそうになった。
あとは、”Never Never Gonna Give Ya Up”かな。これは今まで知らなかった曲なんだけど、一番耳に残った。

この作品、僕が大好きな俳優のうちのひとりであるケヴィン・スペイシーがでてたんだけど、今回はちょっとビミョーだったなぁ。もう歳とりすぎてる感が否めない。昔の方がよかった。オススメは、『ユージュアル・サスペクツ』、『L.A.コンフィデンシャル』、『セブン』とかです。芯のある謎の人物を演じさせたらピカイチ。

それにしても、何をするかわからんヤツがいるとひきこまれるな〜。アブない男がモテるわけだ。。。と、謎の分析を残して、今回はおわり。へへ。