『ラ・ラ・ランド』("La La Land")

はい。観てきました。
本当は公開初日に行くつもりはなかったんですけど、バイト先のシネフィル先輩がFacebookに「日本最速上映観てきました!ほんとサイコーだった!」みたいなの投稿してるのをみたら、勝手に指がチケット予約のページにいってましてね。しかもちょっと高いIMAXのね。いやー困った困った。

で、感想はというと。
ふーん、って感じ。そりゃ賞とっちゃうよね、って。だって、ハリウッド描いてるんだもん。
良かった、良かったんだけど、手放しには絶賛できない感じ、、、。なんでだろう、でもこれは完全に僕の感じ方の問題で、映画自体は本当に良く出来てると思う。監督まだアラサーでしょ?すごいよマジで。
なんか観た後、自分まだ全然人生経験足りないなーって思いました。

観ててすごい目立ったのは、カメラワーク。長回しがすっごい多かった。あんまりカットが入らないってことね。カメラも独特の動きでぐるんぐるん回すもんだから、こっちは目が回るっつーの。それでいて、スローモーションなんかもちゃっかり有効に使っちゃってて、文句のつけようがない。これにはあのヒッチコックもびっくりすると思う。
最初の高速道路のシーンとか、圧巻だった。あれ多分ワンカットで撮ってるよね?どっかの記事で読んだけど、高速道路を貸し切りで使える時間がそんなにないから事前に練習しまくって、本番はほぼNGナシでできたとか。

あとは、いかにも昔の名作ミュージカルのオマージュなんだろうなぁっていうシーンの数々。実際結構あるらしい。僕はそんなに昔のミュージカル映画を知らないから、どこがオマージュだったのかよくわからなかったけど、わかる人はより楽しめるんだろうなー。

さて、僕は男なのでどうしてもエマ・ストーンに注目してしまったわけなのですが。もうメロメロですよ。あれ?アンタこんな可愛かったっけ?って。そりゃエマ・ワトソンほどじゃないけど、前までエマ石とか呼んでてゴメン!つって。
表情がいい。こんなに表情作れる女優さんも珍しい。そりゃニッコリ笑ってるだけとかだったらもっと綺麗な人はたくさんいるけど、変顔とか、感情を爆発させた表情とかをやらせたら右に出る者はいないというか。
あと声も。相変わらずドスの効いたひっくい声でうーんって感じだったけど、歌う時は普通に高い綺麗な声出るじゃん!すごいじゃんエマ!!!やったね!!

f:id:oops_phew:20170326123010j:image(アタシ、こんな顔もできちゃうの〜)

そのまま歌の話をすると、綺麗な曲ばかりでした。さすが話題をかっさらってるだけある。3つくらいあるテーマ曲が映画の中で編曲されて何回も流れてくるのもGood。僕が一番好きだったのはセバスチャンがピアノで弾いてた曲。あれ、ライアンが吹き替えなしで弾いてるらしいですね。素晴らしい。

それから、予告編でこれでもかってくらい出てくるあのキスシーン。ちょっと面白い使われ方してるので注目してみてください。そこかいっ!っていう。一回前につんのめるとこ出てくっから。あとそれにも関係してくるんだけど、予告編って作るの難しそうだよね。この作品観て、ちょっと思った。どう作るのが正解なんでしょうって。

印象に残ったセリフは、「ちょっとー、それ私が貸してたやつなんですけどー、早く返しなさいよー!」って感じのことを皮肉っぽく言えてた

”Oh, this looks familiar.”

ですかね。

以上。観た後はそんなでもなかったけど、よく考えたら単純には語れない意外と重厚なお話で、1日経つとジワジワくる…

 

『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』("Miss Peregrine’s Home for Peculiar Children")

いやぁ、面白かった!後半は。前半は割とのんびりしてて、みんな「あれ?肝心のミス・ペレグリンはいつ出てくるの?」みたいになってたよね、正直。そんな雰囲気周りからビンビン感じた。
まぁティム・バートン作品は設定が奇抜なのが多いから、前半はどうしても説明説明になっちゃうのかもねー、なんて思いつつ…

要は、特殊能力を持った人たちがバトるお話。だから、「いや、そこはその子のその能力でああしとけば瞬殺やったやん〜!」みたいなのは無限に出てくるよ、そりゃ。これがゲーム化されたら絶対アイツしか使わないよね、とかあるよ?言っちゃえば結局あの子が最強ってことじゃん。とかね。
そもそもバトル用の能力じゃないからしょうがない部分もあるんだけどね。印象的だったシーンは、軽すぎて宙に浮く子を紐に結んで遊園地で運ぶとこですかね。風船もらってはしゃいでる子供か!つって。
敵は何かと思ったら変なモンスターでした。『天空の城ラピュタ』に出てくる手足の長いロボット兵とか、最近のでいうと『ローグ・ワン』に出てくるK-2SOみたいな感じの。
てかミス・ペレグリンはちっちゃい鳥になれるだけで、戦闘能力0なんだーってなったよね。子供たちがボロボロになりながら「助けて!ミス・ペレグリン〜!」みたいになるシーンとかあるのかな〜ってちょっと期待してたのにー!
ミス・ペレグリンといえば、エヴァ・グレーンがめっちゃ綺麗でした。びびった。あのキリッとした目ね。僕この人今まで知らなかったんだけど、チェックしてみようかな。どうやらフランス生まれらしい。なるほど。

f:id:oops_phew:20170326121834j:image(お綺麗です)

あ!カメオ出演ありましたよ!1秒くらいティム・バートン出てましたよ!
彼のご尊顔を拝めたのはよかったんだけど、ちょっとなー。なんかバトルに巻き込まれてうあああぁぁってなってる人役じゃなかった?せっかくバトル楽しんでたのに、1秒くらいあんたの顔だけで画面埋まってなかった?

あとはなんだろうな、みんな控えめな演技してる(下手なだけな気もしたけど)のに、サミュエル・L・ジャクソンだけえらい張り切ってたー。主演の子とか、ほんとに演技学んでんのか?って感じだった。『ヒューゴの不思議な発明』でクロエちゃんと共演してた子だよね?あれ。あの時の方がよかったわ! とにかくあの演技の温度差、結構効いてました、はい。(←何に?笑)

結局、僕はティム・バートン作品の雰囲気とかビジュアルが好きなので楽しめました。バトルシーンはみんな個々の能力ちゃんと生かせてて面白かったし、最後はちゃんとほっこりな感じで終わったしね。

最後に、peregrine(ペレグリン)ってハヤブサっていう意味なの、初めて知った。この映画観たから、簡単には忘れられない…

映画ブログ始めます

映画好きを公言しているからか、「なんか面白い映画教えて!」って言われることが多くて。
そんなんだったらどっかに書いといてやろうかって思ったのが映画ブログを始めようと思ったきっかけです。

っていうのは半分冗談で、普通に観た後どんなこと思ってたのか書き留めたくなったからです。
僕、映画好きとか言ってるけど多分今まで観た映画500本もいってないと思う。年200本くらい観る人もわんさかいる中で、僕は年50本くらいだし。まぁ映画は数だけじゃないんですけど、それはそうなんですけど、まだ『タイタニック』とか『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズとか観たことないからね!自慢じゃないけど!
自分の有名どころの観たことなさには心底呆れるばかり。

話がそれました。というわけで、昔観たやつはちょっとキビシイので、観た直後のやつについて素直に思ったことをあーだこーだのんびり書くことにしました。
どんくらいあーだこーだかっていうと、難しい考察とかはせずに、マックにいる女子高生の会話を文字に起こした感じで。別に批評とかしないです。それは評論家の仕事。
どんくらいのんびりかっていうと、休日にソファの上で寝転がってテレビみてる親父くらい。そりゃもうこれ以上ないくらいのんびりですよ。

一本につき多分2000字弱くらいで書いていきます。点数とかオススメ度とかは特に書きません。クリティカルなネタバレはしないようにします。あ、テキトーがモットーなので、(読みにくくはなりますが)それっぽいタイトルとかもつけません。ましてや章立てなんかもってのほかです。100万積まれてもやりません。「うわーそぜ君って普段こんなこと考えながら映画観てるんだーきもー」みたいに思っていただければって感じです。読んでやってください。